プランによる工夫
基本的に住宅の本体価格は延床面積に比例します。延床面積が広くなるほど高額になります。そのため、コストダウンを考えるのなら「無駄な空間を作らないこと」がポイントと言えます。生活動線の工夫によって、同じ暮らし勝手でありながらコンパクトな設計にしたり、玄関ホールや収納スペースを必要以上に広くしないなどが考えられます。
仕様や材料による工夫
建築の材料選びや設備計画においては、標準仕様を固定せず、その時そのお客様にとってより良い素材「適材適所」でご提案することにより、コストダウンを図ります。また、効果的な窓配置の検討や、吹抜を考慮したプランニングを検討することは、建築コストだけでなく、建物完成後の光熱費などのランニングコストを抑えることもできます。
コストダウンしてはいけない部分
住宅のコストを考える中で、「コストダウンをしてはいけない部分」があります。それは「断熱性能」「耐震性能」、そして「耐久性に関わる部分」です。これらを無理にコストダウンすると、快適性や安全性、そして住宅の寿命が低下し、結果的に日々の満足度や住宅の価値を損なってしまうことになります。
家づくりのプロとして、譲れない部分もあることをきちんとご説明しながら、コスト最適化に努めています。