住まいづくりへの思い

住まいづくりへの思い

設計・施工担当者が語るバウムバウムの家づくり

バウムバウムが目指すのは、家づくりにおける「性能 × 機能 × デザインの有機的な統合」。その根幹となる考えや、日々の業務への反映について、設計担当者と施工担当者がそれぞれの視点からご紹介します。

岸本 達哉(左)

一級建築士/一級建築施工管理技士
滋賀県出身。大阪の大学で建築科を専攻。県内ゼネコンにて鉄骨造・鉄筋コンクリート造の官民問わず、設計・施工・積算など建築の多岐にわたる業務に従事。2008年より木造住宅の建設に携わるようになり中でも省エネ住宅の設計・施工を数多く手掛ける事で最先端の省エネ住宅に対する知識及び技術を得る。
2016年株式会社アーキトラストに入社し、南草津本社の設計及び施工を担当した後、施工管理を中心に業務にあたるが、豊富な経験と知識に基づいた設計への指導・アドバイスも行う。

小栗 脩平 (右)

一級建築士
京都府出身。滋賀県立大学・同大学院にて「環境」という側面より建築を学んだ後、同県内ゼネコン設計室にて中高層マンション、事業所オフィス、ホテル、工場、プラント建屋など、鉄骨造や鉄筋コンクリート造による大型一般建築物の設計・監理に従事。
2013年自邸の設計を通して高断熱高気密といった住宅性能の重要性とその設計手法について学び、あわせて住宅設計の奥深さを経験。
2017年10月株式会社アーキトラスト入社。以後、快適な住空間の提案を日々、実務として従事。

住宅性能へのこだわりはゆずれない

小栗:バウムバウムの家づくりの特徴をひとつ上げるとすれば、「住宅の性能はゆずれない」ということかもしれません。
毎日の生活を送っていただく空間として、住宅の性能は一定のレベルをキープさせるが私たちの家づくりの基本です。基準としては、耐震等級は最高等級である「3」、そして、断熱性能がHEAT20のG2グレードに近い高断熱住宅であることです。
これだけの高性能の住宅を建てようとすれば、基礎や構造に強度を持たせたり、断熱材の量を十分にするためにコスト高となってしまいます。お客様の中には「そこまでの性能は必要ないので建築費を安く」あるいは「それだけの費用をかけるのであれば、キッチンをワンランク上のものに」といった方もいらっしゃいます。しかし、私たちは一定水準の性能を維持することだけはゆずれないとご理解をいただくようにしています。

岸本:高性能の家を提案する理由は、私たちの自己満足ではなく、お客様へお引き渡し後、安全で快適にお住まいいただくこと、そして何より後悔されないためにです。予算のご都合から住宅性能を下げたため、快適な暮らしが損なわれた事例を私たちはたくさん見てきたからです。当社のお客様に同様の後悔をしていただきたくないのです。
企業の経営としては、性能を落とし、価格を抑えることで契約をしてもらう選択肢もあるかもしれません。しかし、あえてその一線は超えないというのが私たちのポリシーと言ってよいかもしれません。

小栗:そのようなご説明をさせていただい結果、お客様が他社へご依頼となる場合も当然あります。営業的にはマイナスです。それでも、地震に対する安全性が低かったり、快適さに欠ける温熱環境の住宅を自らの手で設計したり施工したりしたくないというのが本音です。逆に、私たちの「ゆずれないこと」に共感していただけるお客様には、さまざまな提案や最新技術の調査、シミュレーションなど、徹底的に手間をかけるのも、また私たちの特徴と言ってよいかもしれません。

性能 × 機能 × デザインの有機的な統合を

性能 × 機能 × デザインの有機的な統合を

小栗:もちろん、住宅は性能が良ければそれでよいという訳ではありません。生活しやすい間取りや動線であったり、冬は陽射しを取り込み、夏は日射を遮る工夫や邸内の通風といった快適性にかかわる検討、さらに内外観のデザインも住宅の良し悪しを決定します。ただし、これらはバラバラでなく、有機的につながってもいます。採光を考えれば窓の配置やプランが変わり、それによって構造もかわってくるからです。家づくりに携わる私たちには、これらを総合的に検討して取りまとめ、ご提案する力量が問われます。

岸本:さらに設計だけでなく、それを施工に落とし込むプロセスも大切です。同じ設計図でも、施工担当者が違うと全く異なる仕上がりになるというのが建築の特徴です。設計者は時に施工時の難度を考慮せず、一方、現場の施工者はついつい作り易く、またリスクの少ない施工を行いがちです。私は設計と施工の両方を経験しているため、複眼的にチェックを行うことで、時に設計の意図を汲んだ施工方法を検討し、時に施工リスクの軽減を図る設計の変更を行うなど、品質のコントロールをしています。
また、プラン図には表れない、かゆいところに手が届く気配りも施工現場では必要です。お客さんが住むことを想定して必要になってくるであろうことを、設計者へフィードバックしていくのも大切な役割です。温熱環境もそうですが、生活動線においてもストレスの無い家づくりを心がけるというのが、私たちの提供する技術です。

お客様と一緒に家づくり

お客様と一緒に家づくり

小栗:私が駆け出しのころ、上司から「設計者は指揮者であれ」と言われてきました。さまざまな条件や制約を総合的に判断し統合することで「住宅という曲」を完成させるのが設計者の役割というわけです。お客さんのご要望であっても、その曲にふさわしくないと思えば再考を促し、納得いただける代案を示す勇気も時に必要となります。
そして、演奏の良し悪しは指揮者の責任です。お客様が生涯にわたり過ごされる家が計画通りの性能を発揮できなかったり、不快につながる箇所があってはなりません。そのため、私たちはご提案の際に、「あとで後悔しない」「言い訳しない」「逃げない」覚悟を常にしています。また、提案内容については専門用語ではぐらかさずわかりやすく説明する、できるだけ「見える化する」など、ひとつひとつご納得をいただきながらプロセスを進めていくことを信条としています。さらに、万が一の不備が発生した場合は、誠意を持って対応することもお約束しています。

岸本:このように、私たちの家づくりはその過程において多くのヒアリングや打ち合わせが発生します。人によっては「細かすぎて面倒だ」「何度も何度もたいへんだ」と思われる方もいるでしょう。検討項目の多さなど、私たちの家づくりはハウスメーカーの企画型商品としての住宅とはかなり異なると考えます。そのようなことから、「家を買う」のではなく「一緒に家をつくる」というスタンスの方に向いた家づくりかもしれません。

小栗:確かに、バウムバウムの打ち合わせの回数や時間は他社に比べてずっと多いと思います。数回の面談でお客様の頭の中を引き出すのが設計者のテクニックなのでしょうが、お客様の要望をいっぺんに知るのは至難の技だと痛感しています。ですから、お客様が構えずになんでも要望していただけるような関係づくりを特に重視しています。

岸本:時として遠慮がちにされ方もいらっしゃいますが、要望をどんどん伝えてくれるお客様の方が、私たちは燃えますね。なんとか実現しようと。最近は、お客様がインターネットで見つけられた技術や製品について検討依頼されることも増えました。それらについても、実現の可能性を探ってみるようにしています。もちろん、よりよい手法や製品が見つかれば、そちらを提案することもしばしばです。
安全で快適な住まいのために設計士や施工担当とこまめに相談しながら家づくりをしたい、そんなお客様に当社は適しているかもしれません。

小栗:特に、私たちの家づくりのすすめ方は、整形されていない敷地や変形地、まわりの建物など周辺環境が複雑といった難しい条件にほどマッチしていると考えてます。また、営業+設計+工務をあえて分業化せず一体となって動くのが私たちのスタイルですが、それも課題解決のためのソリューションと考えています。
私たちアーキトラストは「最良の木造住宅を」の理念のもとに、妥協のない家づくりに取り組んでいます。皆様の理想の家づくりについてのご相談をお待ちしております。