アーキトラストと松尾設計室

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高性能住宅の設計実務者として、また建築系youtuberとして、住宅業界では知らない人はいないのではないかと思われるのが、松尾設計室の松尾和也氏です。

昨今、弊社をアクセスいただくお客様においては、まず松尾氏のyoutubeチャンネルで住宅の性能について勉強をされ、その上で性能重視を掲げる工務店を検索し、弊社にたどり着く方が大半となってきました。


そんな一般の方にとてもよく知られるようになってきた松尾氏ですが、私(岸本)が最初に出会ったのは2007年と、15年以上も前になります。

当時は温暖地(温熱地域区分6地域)において「断熱」に拘った設計士が少ない中、いち早く「断熱」のみならず「耐震」などの住宅の性能全般において、計算結果に基づく明快な根拠を持った設計をされている数少ない設計士であったと思います。

2008年からは、あるプロジェクトにて松尾氏の設計された住宅を現場監督という立場で携わることになったのですが、そのプロジェクトの終了後も付き合いは続き、現在に至るまでに滋賀県内で約20棟の松尾氏設計の住宅を現場監督として建ててきました。

私は現場監督だけではなく設計業務もおこなっていますが、2008年当時は性能を重視した設計をしていたとは言えず、住宅の性能を高めるためのノウハウを持ち合わせていませんでした。 

松尾氏と一緒に仕事をしたことは、私にとって大変貴重な経験となりました。 

今や松尾氏の講義を受講された工務店は6000社を超えるようで、また直接指導を受けた工務店も多数見受けられますが、私は直接、施工という形で松尾設計室物件に携わさせていただいたことで、座学だけでは得ることができないであろうより多くを学ばせていただきました。

これらは今日のアーキトラストの設計手法や施工方法の礎となったことは間違いありません。

しかしながら私たちは、ただ松尾氏の考え方をそのまま真似するだけではありません。
温熱地域区分5地域が多いこの滋賀県において、より適切な性能を追求したり、快適な住環境実現のための空調設備計画など、日々研鑽を重ねています。
地域性や、日々進化していく設備や仕様・性能など、アーキトラストだからこそできる「最適な住まい」を提供できるようにしていきたいと考えています。

岸本

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