湖南市・J様邸 «project report» 3

～お母さんの居場所～＠キッチン廻り

ゼロ・エネルギー住宅（ZEH）の「湖南市・J様邸」の家づくりレポートその3です！

たくさんのご家族と家づくりのお打合せをさせて頂く中で、リクエストが最も集中するのが「キッチンを中心とした水廻り」です。

今回のお家も例に漏れず、オーナーご夫妻のご要望の多い箇所でした。

今回ご提案したキッチンはダイニングテーブルとの対面形式ではなく、直線配置のレイアウトです。

南北に長いLDK空間の連続性に素直に揃え、家事動線も南北を軸とした回遊性を確保しています。

リビング～キッチンへの移動するたびに、南北の大開口の窓を通して外の景色を視界に取りこめるため、閉塞感のない心地良さを感じさせてくれる空間になっています。

キッチン正面の壁は磁石がくっつく「マグネットウォール」です。
お子さまの学校行事などリマインダーとしてメモを貼ったり、家族の思い出の写真を貼ったりと、奥様のお好みでデコレーションできる仕掛けを準備しました。

またこの壁面には壁掛けTVを設置できるようにし、食事の支度をしながらＴＶを見たいという要望にもお応えしています。
（さらにモニターも取り付け可能とし、リビングにあるテレビ画面のミラーリングモニター設置を想定し、ご提案しました。）

一方キッチン背面には壁一面の造作収納を並べ、あまり見られたくない雑多な小物諸々もしっかり片づけられ、常に見た目もスッキリさせることができます。

キッチンメーカーのカップボードよりも奥行きを持たせたカウンターにして、大型化した電子レンジや調理家電を多く設置できる様、カップボードの長さも確保しました。

そして一番北側の窓際カウンター横は、奥様のちょっと一息がつける空間です。

リビング・ダイニングと少し距離を置きつつも家族の様子は伺える適度な距離感で、料理や家事の合間に、景色を眺めながらお茶を飲んだり、子どもの宿題を見守りながら本だって読めます！

空間の使われ方はイメージしつつも、「何もない場所」をつくることも時には大切です。