先日、2日間に渡って行われた「エネルギーパス資格認定講習会」に参加してきました。
「エネルギーパス」とは、簡単に言えば「建築物の燃費性能」を示す指標のひとつです。
自動車でいうと「○Km/1L」と各メーカーの車種ごとに燃費性能をうたっていますが、それの建築物版といったことろです。
「省エネ住宅」「パッシブハウス」「無暖房住宅」など、住宅の省エネに関する名称は多々ありますが、それら全ての建物を比較する「共通のものさし」として、建物を使う時の光熱費がシミュレーション出来るシステムです。
ちなみに、ドイツでは全ての建物に対してこのツールで建物性能(家の燃費)を表示することが義務付けられており、建物を新築・改修する際には、一定の断熱性能確保とエネルギー収支を表示する必要があります。
また不動産売買においても、このエネルギーパスによる値が不動産価値を決める重要なものとなっているとのことでした。
今回の講習会は、このシステムの直接的な使い方を学ぶプログラムではなく、建築物の「燃費」に影響を与える要因やその改善手法例を学ぶ機会でしたが、建物を設計する過程で、設計者が省エネに関して知っておくべきポイントやその根拠等、非常に深く濃い話をしていただきました!
baumxbaumでは今後お客様に提案する住宅について、単なる断熱性能(Q値、Ua値)を提示するだけでなく、このエネルギーパスを利用した建物の「燃費性能」を一緒に添えて住まいのご提案をしていこうと、準備を着々と進めております。
乞うご期待ください!!
小栗